『桐島、部活やめるってよ』を観てきました。

 こんばんは。
 早速……でもないですが、書くべきことを見つけたので書いておこうと思いましたshokaです。

 前回の投稿では書きませんでしたが、最近の私は二次元に限らず、劇場上映したものを含めた映像作品全般(主にレンタルショップでDVD媒体で借りられるもの)にも同じ創作物として嗜好するようになりました。
 特にはホラー色の強いものを好むのですが、俗に言う"身内"で好評であったということで今回はタイトルに示しましたように『桐島、部活やめるってよ』について少し思うことをつらつらと書いておこうと思いました。


 当初、タイトルをただ単に聞いた時点では何ともふざけた名前の作品だ……こんなの絶対ダメでしょう。ぐらいに考えていたのですが、公開後日数が経つにつれて、何かと好評をよく耳にするようになりました。しかし、私は少し前に『おおかみこどもの雨と雪』と『トガニ 幼き瞳の告発』という自身の中でも相当の高評価を下せるような素晴らしい作品を立て続けに観たために、少々食傷気味だったということもありまして、気が付けば多くの劇場で公開が終了してしまっていました。

 ところが、なんと活動圏内の劇場で11月3日(日付で言うと昨日ですね)から上映を開始するということを知り、またその劇場での上映初日には監督やプロデューサーを招いてトークショーをおこなうということで、折角なら……と、この時期になってようやく初鑑賞したわけでした。

早稲田松竹(http://www.wasedashochiku.co.jp/)で11/9まで「早稲田松竹、桐島とサニーやるってよ」と題して2本立てで上映されているものです。


 さて、感想ですが……。
 一言で言えば、大変素晴らしかったです。トークショーを含めて素晴らしかったと思います。聴けて本当に良かった!

 ただスケジュールの都合上、トークショーの前の回の上映には間に合わなかったので、ほぼ事前知識がないままに臨むことになってしまったことは悔やまれました。
 ……はい。今になってかなり濃密な後悔が立ち上ってきました。これは……仕方がない、仕方のなかったことです。



 まだ何も内容に関して言えていませんが、言いたいことは多すぎて中身のことをすべて話すのは困難です。ですが、忘れないうちにできるだけ残しておきたいと思います。

 以下はネタバレを多分に含みますので追記にて。
(続く──
──続き)

 とてもとても文章にまとめられないので、思い出せる限り考えたことを羅列していく形を取らせていただきます。時折文章らしい文章になることもあるかもしれませんが。


・開幕して割とすぐにトラウマを抉りに来るようなサッカーのシーン。交互に"使える"人間から選出する形式のチーム分けとかそれ以前に集団でおこなう球技というものがどうしても私自身苦手であったことが大きく、ここで早々にHPを削られノスタルジーを受ける作品なのかどうかなどの憶測やら何やらが跡形もなく吹き飛んだ。要するに掴みは素晴らしかった。

・主人公前田の友人である武文君は本当に良いキャラクターだと思う。私みたいなのが一番感情移入しやすいかもしれない存在。

・予告が非常によくできているが、それを観て怒りの感情を覚えた人はこの作品をより楽しめるのではないかと思う。

・全体の構成はトランプゲームの大貧民における「下剋上ルール適用」のようなもの。

・無駄を極力省いた演出・描写(?)になっているために登場人物の行動原理が非常によく分かり、ストレスが少ない。説明もよくされている。

・台詞による説明ではなく、映画の武器たる"画"やその流れ、登場人物の視線描写などの駆使によって適切(必要以上に暗示的になりすぎず、素直に捉えられるレベルの適切さ)な行間を豊富に蓄え、違和感なくストーリーを展開させている。

・学校生活におけるヒエラルキー構造の妙。運動系の部活が上で文化系が下、その中でも結果を出せるかでさらに上下が。中心的なメンバー(見目よろしい)とそれに蔑まれる主人公たち(所謂オタクグループのみならず、中心グループと仲良しごっこができないものたち全般か?)。

・舞台設定の巧みさ。地方の県立進学校(共学)で、遊べるところが様々な施設が一体となったショッピングモールぐらいであろうことなど。

・サックスを吹くことと唇を合わせることの対比。

・野球部の部長の結果の望めない努力を徒労と捉えないという悟りと、それの有無が勝敗を分けるということ。(宏樹が出会ったのが部長→前田だったということの意味)

・唯一ケチを付けるとすれば、そんな何でもできちゃう勝ち組だった宏樹が下剋上モードに陥って泣きまでした(報いの描写)ことで、遠くない未来に誰も勝てないレベルの勝ち組(桐島と同レベルの立ち位置?)になれてしまうのであろうことが予期されるエンディングとなっていたこと。折角のカタルシスが……。


 あとは、トークショーでどなたかが仰っていた

「かすみみたいな『周りすべてと等距離を保つような八方美人的な態度が少しできるからって自分はうまく立ち回れているのだと無意識にでも驕っている』ような奴は絶対に近い将来に大きな失敗をする。例えば大学のサークルなんかで……(意味深)」

というようなお話を聴き、大いに納得をしましたことは、ここに特筆しておきます。
2012/11/04(Sun) 02:02:19 | shoka@映画
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shoka
大作戦企画部屋の一応管理人。
犬で眼鏡じゃない人。

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